WIRES#012
WIRES#012
WIRES#012は,CFRPによる機体構造の成型技術の確立と回収システムの実証を目的としたWIRES#014開発に向けた予備実験機です.機体主形状はWIRES#014と同じで,主翼と尾翼の代わりに4枚のフィンを装備しています.機体は,CFRP製セミモノコック構造となっており,ノーズ部分だけがGPSアンテナを搭載するためにGFRP製となっています.2度の飛行実験失敗を経て2011年9月29日に飛行実験に成功しました.また飛行実験に成功後,WIRES#012の機体を利用してIHIエアロスペース社と共同でパラフォイルによる自律誘導飛行を目的とした飛行実験も行いました.
実証項目
機体回収システムの技術実証
減速シュートとメインシュートを用いた2段階パラシュートとエアバッグによる機体回収システムの確立
試験結果
WIRES#012IA
WIRES#012IAは飛行実験に成功したWIRES#012-3の機体にIHIエアロスペース社が提供したパラフォイルを搭載し,機体の自律誘導飛行を目的として開発されました.2014年3月11日に飛行実験を行いました.しかし,ロケットモータの不具合により高度不足となり失敗しました.