WIRES#011
WIRES#011
WIRES#011はGPS, ADS, IMU等の飛行データの取得と上昇フェーズでの誘導制御飛行を目的とした宇宙システム研究室で最初の有翼ロケット実験機です.機体はGFRPと木材によるセミモノコック構造で作られており,動翼としてエレボンとラダーを搭載しています.固体ロケットモータで打ち上げられ,高度400mまで上昇します.2008年2月から2009年10月までに5度の飛行実験を実施し, 飛行データの取得と上昇フェーズでの誘導制御飛行に成功しました.現在では飛行実験は行っておりませんが,5孔ピトー管やINS/GPSセンサなどの技術は現在の設計開発に活かされています.
実証項目
- 上昇及び帰還経路誘導
- H∞理論の適用による迎角、バンク制御
- GPS/IMU複合航法